PCとPremiereで映像編集

日本に行ってました。更新が滞ってすみません。

Appleが好きな自分は、2002年からMac一筋でした。デザインは奇麗で、安定性が素晴らしい。2006年から使っているMac Proも未だに健在です。ただ、さすがにスピード面では不満が増え始めていて、もたつき具合にイライラが募る一方でした。

Mac Proは2010年を最後に更新していない(今後のMacのラインナップから外れると言う噂も)。新しいiMacを買うのも良いけど、やっぱり拡張面に難がある。

一世を風靡したFinal Cut Proも、Xの登場で自分の方向性とはちょっと違う方向へ進みつつあり、DSLR界の人間も皆Adobeに移行気味。先日Adobeが発表したCreative CloudはMacとPCの両方に対応していて、プラットフォームを問わず2台までのインストールが可能。

と言う事で、、思い切って試験的に導入してみました、PC。

自分で組み立てる自信はまだ無いので、最新のCore i7 3.4GHzを積んでいるPCを日本円にして約7万円強で購入。グラフィックカードは、金欠を理由にNVIDIAのGeForce GTS 450を付け足しました。eSataカードもぶっ差して、全部で約8万円強と言った具合です。

pc
GATEWAYはまだ存在していた

Geekbenchを使ったベンチマークでは、14,000あたりの数値をたたき出しました。最新のMac Proだと最下機種が約13,500で、12コアの最上機種が約24,000。iMacの最上機種が約12,500という数値です。数字を見るだけであれば、なかなかの健闘ぶり。コストパフォーマンス的にはPCの圧勝です。

久々のWindowsに戸惑いながらも、Adobe CS6 Production Premium の体験版をインストール。意外とすんなり完了しました。

いざPremiereを立ち上げます。

ppcs6

CS6ではGUIの改良が施されており、CS5.5で感じた妙な野暮ったさがマシになっています。Final Cut ProのSmoothCamと同様の機能も搭載され、プラグインの導入なしに映像をスタビライズできます。ローリングシャッターを抑えるプラグインも導入され、素早いパンで起きる歪みはこれで直ります。(細かい揺れで起きるコンニャク現象は難しそうで、The FoundryのRolling Shutterで直す必要があります)

Premiere最大の売りが、様々なファイル形式のネイティブ編集です。とりあえず手元にある動画でmov、avi、mp4、mts、mxfなどのファイルをぶち込んでみた所、すべて変換無しでリアルタイム再生出来ました。ただし、圧縮のかかっているコーデックはスクラブや逆再生に向いていないので、快適な編集をしたければ編集用フォーマットに変換することをお薦めします。

Final Cut Proのファイルも、MXL変換すればほぼ問題なく読み込む事が出来ました。(追記:クリップ自体に打ち込んだマーカー情報が反映されていない等の問題あり)

Magic Bulletなどの重いプラグインも、再生画質を半分にするとリアルタイムでスムーズに再生出来ます。レンダリングも速い。

とりあえず8万円で快適な編集環境が揃う事が分かりました。ただ20分以上をつなぐ編集はまだしていないので、ファイルサイズが大きくなった時の安定性などはまた追って報告したいと思います。

Macを長年使っていて、これからWindowsで編集してみようと言う方は、以下の点に気をつけてください。

  • MacからWindowsでMacのハードディスクを開く際、フォーマットの互換性が大きな問題となります。MacはHFS+と言う形式を採用していて、Windowsでそのまま開くことができません。MacDriveなどのソフトを使うと閲覧可能になりますが、NTFSフォーマットのハードディスクに全てを移す事をお薦めします。
  • キーボードの配列の違いを意識しないと、command慣れしている人は結構苦戦したりします。
  • QuickTimeをインストールする事でProResの再生は可能になりますが、再生専用なのでエンコードは出来ません。編集コーデックが必要な場合は、Avidが無償で提供しているDNxHDなどを使う必要があります。
  • Windowsは様々なカスタマイズソフトが出回っていますが、いろいろ遊びすぎると編集時に辛い思いをするかもしれません。安定性を確保する為に、カスタマイズは最小限にします。

あとは細かい違いに慣れてしまえば、Final Cut Proで普段していた事が問題なく再現可能です。アーキテクチャーも64 bitと最新で、人々が望んだFinal Cut Pro 8とはこういう物だったのではないでしょうか?

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